香月惚れ薬を作る

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ある日の放課後のこと。雷久保嘉月は化学室で薬の配合をしていた。
それを色部柚歌が化学室の椅子に座りながら見ていた。
嘉「まさか現像液持ってくるの忘れるなんてなぁ・・・」
柚「いや、嘉月ちゃんは悪くないよ。ボクが急に写真欲しいなんてたのんだから・・・」
嘉「ええんや。柚歌ちゃんが絵を描きたいときにウチの写真を貸すって言ったもんやし・・・」
柚「それでも現像液を調合するって意味は含まれてないんだけどさ。」
嘉「だからええねん。必要な薬品があればすぐ作れるから。」
嘉月はそう言いながら薬の調合を続ける。
嘉「あとはこれを入れれば完成や。」
嘉月が最後の薬を作っていた薬に配合した。
嘉「できたで・・・・?なんか色が変やな?」
嘉月が持っているフラスコの薬は透明ではなくピンク色をしていた。
柚「写真の現像液って基本的に無色透明のはずだよね?」
嘉「うん・・・なんでこんなんができたんやろ・・・あ、現像液には関係ない薬品混ぜてもうた!!!」
その時化学室の扉が開いて愛麗たちが入ってきた。
麗「嘉月、ここにいたんだ。一緒に帰らない?」
奈「先生が化学室にいるって言ったから来てみたら本当にいましたわね。」
凛「お二人で何をしていたんですか?」
嘉「ああ、愛麗ちゃんたち。探させてもうてごめんなぁ。柚歌ちゃんが写真欲しい言うから現像しようと思ってなぁ。」
柚「だけど現像液が切れちゃったから、嘉月ちゃんが作るって言い出して薬品の配合を始めたんだよ。
ボクは別に急ぎじゃないからいいって言ったんだけど・・・」
嘉「何言うてんねん。今日渡す約束したんやから今日作らなあかんやろ。」
麗「それよりもそのピンク色の薬何なの?」
嘉「ああ、これは失敗作やな。何の薬になったのかちょっと調べてみるわ。」
嘉月は試験管に薬を少し入れ、試験紙などを使って作った薬の成分を調べた。
嘉「!!!」
奈「どうかしましたの嘉月さん?」
嘉「とんでもないもん作ってもうた・・・これ惚れ薬や・・・」
麗「惚れ薬って飲んだ人が最初に見た人に恋しちゃうって薬よね・・・?」
嘉「せやな。ただこれは偶然の産物みたいで、効果は薄いわな。だけど・・・」
奈「だけどなんですの?」
嘉「効力は薄いけどそのかわり飲んだら淫乱になってまう効果もあるみたいや・・・」
凛「そうなんですか・・・淫乱ってどれぐらいなんですかね?」
嘉「ええと・・・そんなに強いもんではないで。偶然の産物やからなぁ。」
凛「愛麗、飲んでみて下さい。」
麗「え・・・なんであたし?」
凛「本当に効果があるのか見てみたいからです。私と愛麗ならもうすでに公認のカップルですから問題はないはずです。」
麗「まあ凛世とならいいか・・・だけど、現像液の原液って体壊しそう。」
愛麗は嘉月から試験管を受け取ると少量の薬を口に流し込む。
麗「あれ・・・なんか頭がぼんやりしてきた・・・」
薬の効果なのか、うつろな表情の愛麗は愛の方に向き直る。
麗「凛世、あたしの胸揉んで。あとキスして。」
凛「いいんですか?」
麗「うん。早くして。」
奈「普段はお堅い愛麗さんがあそこまで・・・」
嘉「結構効果あるんやな・・・」
麗「・・・揉むの上手くなったんじゃない。」
凛「愛麗のおっぱい柔らかいです・・・」
麗「次は下も・・・」
嘉「ストップ!これ以上やったらあかん!」
柚「この作品が18禁になっちゃうよ!」
その後、惚れ薬の効果は5分ほどで切れた。
麗「凛世・・・あんた何やってんの?あたしを好きなのはわかってるしまあいいけどさ・・・」
凛「勝手に揉んでごめんなさい・・・」
麗「そんな落ち込む必要ないわよ。みんなの見ていない所だったらいくらでも揉ませてあげるから。」
凛「愛麗・・・」
奈「それよりも・・・わたくしたちこんなことするためにここに来たのではないですわよね。」
嘉「せや・・・はやく現像液作って写真現像せな!」
柚「嘉月ちゃんボクも手伝うから・・・・」
その後嘉月は無事に現像液の調合に成功し、柚歌に頼まれていた写真現像して渡すことができたのだった。

その後のこと・・・
柚「嘉月ちゃん、惚れ薬はどうするの?」
嘉「危ないから燃やして捨てたわ。」
柚「確かにその方がいいのかもね。薬で人の心を操ってもそれは本当の気持ちじゃないしね。」
嘉「せや、だから燃やしてなかったことにしちゃった方がええねん。」
柚「そうだね・・・あ、また写真を題材に絵を描きたくなったらその時はお願いしていいかな?」
嘉「うん、写真を題材に絵を描きたくなったらいつでも言うてな。」
柚「だけどさ・・・現像液ないのなら暗室入って現像しなくてもパソコンで印刷したほうが速かったんじゃないの?」
嘉「あ・・・それもそうやな・・・」

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